
自律学習指導
綾部学院では、子どもの「やる気」を引き出すために、教材や問題ではなく、目の前の子どもを知ろうとします。
「敬うとは知ることである」と定義します。
子ども達に「将来は?」と聞くと十中八九「まだ決まっていません」と答えます。
しかし、大人なら、子ども達一人ひとりの役割があることは分かります。
指導者は、その役割を知ることから始めます。
学校で、部活で、会社で、家族の中で、お前じゃなくてもいいと言われたら…。
誰でも一人ひとりに役割があり、可能性があります。野球なら、全員がピッチャーでも、4番バッターでもないし、もしかしたら補欠だったりします。補欠でも、エースになりたい!と目標を掲げれば、可能性は生まれます。
やる気の出る目標とは、”乗り越えられない目標”です。”乗り越えられない目標”に向かって”乗り越えようとする”勇気が「やる気」です。やる気は意欲であり、感情です。子ども達は、尊敬できる指導者の承認がほしいのです。
「当たり前のことを日々続けているね」と子どもを誉めます。「顔つきが大人になったね」と子どもを誉めます。
一人ひとりの目標は異なります。一人ひとりの役割を敬うことから自律学習はスタートします!
指導者は子ども達一人ひとりの目標と〆切を把握し、その乗り越えられない目標に向かい乗り越えようと努力を重ねる日々の中、間違えることを奨励し、覚えられない現状に安心を与えて行きます。そして、忘れるメカニズムを意識させ、何度も何度も思い出す習慣を身につけさせて行きます。綾部学院の教室は、まさに「知識の再現性」を実践している時空間です。自律学習の指導は、教え方、覚え方という「教える」というノウハウではなく、だからと言って「教えない」という指導法でもありません。
キーワードは「やる気」であり、子ども達一人ひとりの意欲を、どのようにしたら、より上手く引き出せるかをとことん追究した学習法です。